えむもじら

[最終更新日 2002/12/30]

Mozillaのメール機能改善プロジェクト
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Tips

MozillaのTipsです。ここではあまり初心者向けのことは取り上げていません。以下のリンクも参考にしてください。

| Mozilla 1.0 FAQ | Netscape非公式FAQ | Netscape 7 Tips and Tricks和訳) |


  1. htmlファイルにくっついてくるフォルダ、"Save Page As"->"Web Page, complete"の謎 [new]
  2. Favicon (Web Site Icon)
  3. Mozilla以外のメールを使いたい
  4. メールの検索 [new]
  5. メール振り分け処理の連続適用、事後フィルタ
  6. 未読メールをフォルダをまたがって読むときのダイアログを消す
  7. メールの削除
  8. プレーンテキストタグ [new]

  1. デフォルトフォルダの場所
  2. user.jsによる設定

  1. htmlファイルにくっついてくるフォルダ、"Save Page As"->"Web Page, complete"の謎

    MozillaやIEでは表示しているWebページを参照している画像ファイルなどと一緒にローカルディスクに保存できます。その場合、Windows版ではfoo.htmlとして保存すると、画像ファイルなどはfoo_filesというフォルダの中に保存されます。このファイルとフォルダ、不思議なことに、ファイルを削除するとフォルダも一緒に削除され、ファイルだけ移動してもやはりフォルダが一緒について来ます。

    これはWindowsの機能で、foo.htmlに対してfoo_filesというフォルダを単純に名前で関連づけているようです。txtなどの拡張子ではこの機能は働きませんでした。少なくともMEや2000以降ではサポートされているようです。[2002/12/24作成]

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  2. Favicon (Web Site Icon)

    Webサーバーのルートディレクトリにfavicon.icoという16x16のアイコンファイルをおいておくと、IEでそのサーバのページをお気に入りに登録したときお気に入りのアイコンがfavicon.icoになります。細かい動作についてはここここ、あるいはここなどを参照してください。

    Mozillaの場合、デフォルトではHTMLヘッダで
    <link rel="shorcut icon" href="...">
    として指定された場合に、アドレスバーとタブバーのところにアイコンが表示されます。このページをMozillaやNetscape7で見ている人は「」というWeb Site Icon(Mozillaではこう呼ぶようです)が見えているはずです。もし見えていなければWeb Site Iconが無効になっています。View->Preferences->AppearanceのShow Web Site Iconsをチェックしてください。なお、mozillaの場合、iconファイルだけではなく、任意の画像ファイルを指定できるようです。アニメーションGIFもOKです。

    IEのようにfavicon.icoを探しに行かせるにはuser.js
    user_pref("browser.chrome.favicons", true)
    を指定する必要があります。
    ただし、このあたりの仕様は今後変更される可能性はあります。bug 2698(jp)113574143687を参照してください。

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  3. Mozilla以外のメールを使いたい

    Mozillaではmailto:のリンクに対してMozillaのメーラが起動しますが、外部のメーラやWebメールを指定する機能はありません(bug 11459)。Windows標準のメーラを起動するにはuser.jsに以下の設定を追加すればよいそうです。
    user_pref("network.protocol-handler.external.mailto", true);

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  4. メールの検索

    Mozillaのメールの検索には以下の4種類があります。

    1. プレビュー画面のメッセージに対する検索(Edit->Find in This Message、Ctrl-F)
    これは、ダイアログに検索する文字列を指定してメッセージ本文の検索を行います。残念ながら、ブラウザで導入されているType Ahead Find(いわゆるインクリメンタルサーチ)はまだサポートされていません。

    2. クイックサーチ
    スレッドペインの上にあるサーチバーのテキストボックスに検索文字列を入力すると、そのフォルダ内でサブジェクトまたは送信者にその文字列が含まれるメッセージのみを表示します。検索文字列を入力する途中でも検索処理が始まります(インクリメンタルサーチ)。1.3a以降では"abc | xyz"のようなor検索が可能となりました。

    3. 詳細検索(Tools->Search Messages、Ctrl-Shift+F)
    ダイアログで詳細な検索設定を行ってメッセージの検索が行えます。複数の検索条件が設定できますが、残念ながら、amd検索とor検索を組み合わせることはできません。また、絞り込み検索機能もありません。対象フォルダは一つしか選べませんが、サブフォルダを含めることはできます。

    見つかったメッセージはダイアログ下部に表示されますが、使い勝手はお世辞にも良いとはいえません。メッセージ本文を見るには、新規に1ペインまたは3ペインのウィンドウを開かなければなりません(元の3ペインウィンドウで表示できるようにして欲しい)。コンテキストメニューもサポートされていません。

    メッセージ本文を検索すると非常に時間がかかります。これは、base64でエンコードされた添付ファイルもそのまま検索しているためです(添付ファイルの中身を検索しているのではなく、エンコードされた無意味な文字列を検索しているだけです)。検索速度を速めるために、サブジェクトと本文のand検索をすれば、サブジェクト検索でヒットしたものに対して本文検索が行われるのではないか?と誰でも思いそうですが、残念ながらMozillaはそこまで賢くはなく、サブジェクトでマッチしたかにかかわらず本文を検索してしまうようです。

    選択項目でCustomizeを選ぶと、検索対象とするヘッダを指定できます。例えばX-Mailerを登録してOutlookから送信されたメールを検索するというのもできますね。ここで登録したものはフィルター(振り分け)やメッセージ・ビューでも使用できます。

    1.2まではサーチバーのAdvanceボタンでこのダイアログを開くことができましたが、残念ながら後述のメッセージバー導入時にスペースの関係でボタンが削除されました。

    4. メッセージ・ビュー
    1.3a以降でサポートされました。ドロップダウンリストの項目を選択することにより、メッセージの絞り込みを行うことができます。未読、ラベル、Peaple I Know(アドレス帳に乗っている人からのメール)、Recent Mail(24時間以内)、Last 5 Days、Not Junkが用意されています(なぜかフラグが用意されていません)。ユーザが新しく項目を追加することが可能です。

    先にメッセージ・ビューで絞り込んで、さらにクイックサーチで絞り込みをかけることができます。順番が逆だとできません。
    [2002/12/27作成]

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  5. メール振り分け処理の連続適用、事後フィルタ

    あるメールに対する振り分け(Filter)処理は、そのメールに対して、フォルダへの移動またはメッセージの削除が実施されるまでルールが順に適用されます。
    これを利用すると、例えば、ルール1で自分宛のメールに旗を立て、ルール2でAさんからのメールにラベルを付け、ルール3でサブジェクトによりフォルダに移動するという一連の処理を同一のメールに対して実行できます。
    なお、V1,3a以降では、1つの振り分け設定に対して複数の処理を設定できるようになったのこちらを使用した方が効率がよいケースもあるでしょう。

    また、V1.2より事後フィルタ(Filter after the fact)機能が追加され、既存のメールフォルダに対して指定したフィルタを一括適用できるようになりました。これはTools->Manage Filtersの画面のRun Nowボタンで行うことができます。

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  6. 未読メールをフォルダをまたがって読むときのダイアログを消す

    NextボタンやNキーで未読メールを読んでいるとき、フォルダをまたがる場合にAdvance to next unread messgae in xxx folderというダイアログが出てきて邪魔に思うことがあるでしょう。これはuser.jsに以下の設定を追加すると表示させないようにできます。
    user_pref("mailnews.nav_crosses_folders", 0);
    0 - ダイアログを出さずに次のフォルダへ進む。
    1 - ダイアログを出す(デフォルトの動作)。
    2 - ダイアログを出さず、次のフォルダへも進まない。
    [2002/12/27作成]

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  7. メールの削除

    (以下はPOP3の場合です。IMAPはどうなっているか知りません)

    メールを削除するとそのメールはディスクから削除されるのではなく単に削除済みというフラグがつけられるだけです。おまけに削除したファイルはゴミ箱(Trash)フォルダにコピーされます。これでは巨大な添付ファイル付きlメールを削除した場合にはディスクスペースを二重に消費することになります。

    削除したメールをゴミ箱にコピーしないようにするにはShift+Deleteキーで削除します。これはWindowsのファイル削除の時と同じキー操作です。
    また、削除済みのメールを実際にディスクから削除するにはメールフォルダを右クリックして「このフォルダを圧縮(Compact This Folder)」を実行する必要があります。

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  8. プレーンテキストタグ

    Mozillaのメールニュースにはプレーンテキストタグという機能があり、例えばメール本文中に
    *bold*, /italic/, _underline_
    と書いておくと、プレビュー画面では
    *bold*, /italic/, _underline_
    のように表示されます。

    残念ながら、日本語には対応していないようです(最初と最後がアルファベットないとだめ)。
    [2002/12/29作成]

デフォルトのプロファイルフォルダの場所

デフォルトのプロファイルフォルダの場所です。[Mozilla-Profile]にはMozillaのプロファイル名、[User]には各OSでのユーザ名、[xxxxxxxx]にはランダムな文字列が入ります。

Windows 95/98/ME:
C:\Windows\Application Data\Mozilla\Profiles\[Mozilla-Profile]\[xxxxxxxx].slt\

Windows 95/98/Me Family Logon:
C:\Windows\Profiles\[User]\Application Data\Mozilla\Profiles\[Mozilla-Profile]\[xxxxxxxx].slt\

Windows NT 4.0:
C:\Winnt\Profiles\[User]\Application Data\Mozilla\Profiles\[Mozilla-Profile]\[xxxxxxxx].slt\

Windows 2000/XP:
C:\Documents and Settings\[User]\Application Data\Mozilla\Profiles\[Mozilla-Profile]\[xxxxxxxx].slt\

Windows 2000/XPでは"Application Data"は隠し属性とシステム属性がついています。

Linux:
~/Mozilla/[Mozilla-Profile]/[xxxxxxxx].slt/

Mac OS 9:
Documents:Mozilla:[User]:[xxxxxxxx].slt:

Mac OS X:
~/Library/Application/Mozilla/Profiles/[Mozilla-Profile]/[xxxxxxxx].slt/
[2002/12/29作成]

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user.jsによる設定

Mozillaの設定情報はプロファイルフォルダpref.jsに保存されています。このファイルを修正することにより設定の変更も可能ですが、もうひとつuser.jsというファイルも用意されています。user.jsの設定はpref.jsよりも優先されて使用され、その設定はpref.jsに書き込まれます。pref.jsはMozillaがその内容を変更することがありますが、user.jsはMozillaからは参照されるだけで、変更が行われることはありません。したがって、pref.jsを修正するのではなく、user.jsに設定を追加することによってMozillaの設定を行うべきです。

// user.jsの例
// 未読メールをフォルダをまたがって読むときのダイアログ
// 0 - ダイアログを出さずに次のフォルダへ進む。
// 1 - ダイアログを出す(デフォルトの動作)。
// 2 - ダイアログを出さず、次のフォルダへも進まない。
user_pref("mailnews.nav_crosses_folders", 0);

// Show the user agent of incoming messages
user_pref("mailnews.headers.showUserAgent", true);

user.jsの設定を取り消すには、まずuser.jsからその設定を削除するかコメントアウトします。さらに、pref.jsからその設定の箇所を探して削除します。そうすることによりデフォルトの設定に戻ります。
[2002/12/30作成]

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