Thunderbird 3 Beta 2 インプレッション

2009年3月2日(月) 22時34分 by level
B ?

先日リリースされた Thunderbird 3 Beta 2 の簡単なインプレッションを。

日本語版では「イベントログの管理」と訳されているアクティビティマネージャは Thunderbird が行った処理をユーザに通知するのを一手に引き受ける役目を持つことになるようです。従来はステータスバーにメッセージがちょろちょろと表示されていましたが、一時的な表示であり、ユーザに十分な情報を与えているとは言い難いものでした。今はまだ限定的な機能しかなく、メッセージの移動、コピー、削除、それに IMAP の同期のみがサポートされています。絞込みや検索などの機能は今後実装されてくるのでしょう。この画面から、フォルダやメッセージにアクセスしたり、取り消しができたりすると使い勝手が出てくるように思います。

アーカイブ メッセージのアーカイブは Gmail のそれをまねて作られたものです。この機能はナイトリーで実装されたときに真っ先に使ってみたのですが、アーカイブフォルダを表示させても何も表示されず、確かにアーカイブしたのにメッセージはどこに消えてしまったのだろうと不思議に思っていました。が、Beta 2 を使ってみて、アーカイブフォルダは階層になっていることにはじめて気がつきました(笑)。アーカイブフォルダの下に年を表す 2009 というフォルダ、さらにその下に月ごとの 2009-02 というフォルダが作成されます。

メッセージヘッダのボタン

すでに Beta 1 から採用されている、メッセージヘッダのボタン類は、ツールバーのアイコンとの整合もなく、いかにもとってつけた感が否めませんが、正式版までには整備されるのでしょう。少なくとも今の「迷惑メールとしてマーク」はやたらとでかくて(英語版ではただの「junk」なのですが)、間違ってクリックしそうで危険です。このボタンはユーザスタイルシートで消しておくのが無難のようです。

@namespace url(http://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul);
.msgHeaderView-button.hdrJunkButton{display:none !important;}/*迷惑メール*/
メッセージヘッダのボタン

また、ツールバーでは「返信」と「全員に返信」が分かれているのに、ここでは一つに統合され、「全員に返信」はプルダウンメニューで選択するようになっています。個人的には「全員に返信」の方が圧倒的に使用頻度が高いのでこれには不満です。「タグ」がないのも中途半端です。とはいっても、これらを全部配置していればごちゃごちゃしてしまうので、ツールバーのように自由にカスタマイズできるようにするのが理想でしょう。Thunderbird 3 でそこまでできるとは思えませんが、将来に期待したいです。

ツールバー

一方ツールバーで気になるのがアイコンとテキスト表示のときに「削除」ボタンがやたらと幅を取っていることです。Thunderbird 2 ではこのようなことはありませんでした。「アーカイブ」ボタンは正式版までに追加されるでしょう。

ところで、この記事を書いている最中に、突然 Beta 2 がクラッシュしまくるという現象が発生しました。起動して何もしなくても10秒ほどでクラッシュします。セーフモードでも駄目。怪しいところを当ってみたら、本体とアドオンの自動更新のチェックをはずすと治りました。更新サーバがおかしくなっているのかもしれません。(3/3追記:自動更新の設定を元に戻してもクラッシュしなくなりました。)

最終更新: 2009年3月3日(火) 21時24分

コメント (5)

1 3/03 08:57 unusualdays
(c1) [2009/03/03 08:57:20] by unusualdays

アーカイブ機能なんて合ったんですかしりませんでした.早速使ってみようかなと思います.
ところで,Thunderbird3 から搭載されているタブ機能の便利な使い方を教えていただけませんでしょうか.Postboxというメーラだとタブにいろいろな機能が割り振られていてなるほどなと思ったのですが,まだThunderbird3 beta2だとそのあたりがいまいちぴんと来ません.

2 3/03 13:40 R
(c2) [2009/03/03 13:40:08] by R

タブの機能なんてありませんよ。
FFの様に画面を保持しておけることだけです。
新規タブは、フォルダペインの項目の部分を右クリックでタブが増やせます。
まぁそんなところですね。

インプレッション有難うございました。
デベロッパーとして、改めて再勉強出来ました。

3 3/03 14:33 dynamis
(c3) [2009/03/03 14:33:32] by dynamis

ちなみにこのアーカイブ機能、現状では単に月ごとのディレクトリにまとめて移動させる程度の意味しかありませんが、フォルダに数千数万とメールがたまり始めてきて鬱陶しくなったときに、古いメールは Gloda の全文検索で探すものとして整理するという用途で使うと実用的になります。
# 指定期間以上古いメールは勝手にアーカイブするとかしたいところ
# 他にも便利な使い方の提案募集中。(^^;

あと、Beta 2 時点では Gloda のデータ読み込みに文字化けバグがあること、インデックスの作成が多言語対応できていないこと、そもそも手軽に高速検索できるインターフェイスが用意されていないことから、アーカイブ機能だけの現状ではあまり役に立たないのが悲しい現実です。

Beta 3 以降に期待しましょう。(^^;

4 3/03 21:13 level
(c4) [2009/03/03 21:13:43] by level

Glodaではインデックスだけ管理して、メッセージ本体はmboxのままなんでしょうか?そうなると両者の対応関係をどうやって維持するのか気になります。

5 3/04 09:34 dynamis
(c5) [2009/03/04 09:34:02] by dynamis

Gloda の DB にはメッセージの全文とインデックスの両方が格納されます(確か sqlite 搭載の全文検索エンジンを使う限りは本文格納は避けられなかったと思う)が、あくまでも元データは mbox のままっぽいです。
両者の対応関係の維持はバックグラウンドで自動で行われており、基本的にはユーザが操作する必要がないように頑張ってくれるようですが、詳細については調べてないので分かりません。
何かのとき(先日別マシンにプロファイルコピーしたときに発生)にインデックスに問題が起きると全体を再作成し始めることもあるようです。

トラックバック

トラックバックは検索対象外です。

この記事にリンクしているページ < >

  1. データがありません。