プライベートブラウズモードを提供する Distrust

2008年6月23日(月) 21時45分 by level
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Safari が持っているようなプライベートブラウズモードを Firefox で利用できるようにするのが Distrust という拡張機能です。ただ Firefox 3 対応版は AMO でレビュー待ちということなので、作者のサイトから 0.8.1 をダウンロードしました。

インストールするとステータスバーに目玉のアイコンが追加になり、これをクリックするとプライベートモードがオン・オフします。サイトの説明と少し動かしてみて調べてみたところによると、以下のような動作をするようです。

  • キャッシュは無効になる(browser.cache.disk.enable が false になる)。
  • クッキーはセッション(Firefox)終了時に破棄される(network.cookie.lifetimePolicy が 0 になる)。
  • 閲覧履歴(戻る・進む、履歴)はプライベートモードでも有効だが、終了時にクリアされる。
  • ダウンロード履歴はプライベートモードでも有効だが、終了時にクリアされる。またダウンロードしたファイルがディスク上に残っていると削除するかどうか問い合わせるダイアログを表示する。
  • フォームと検索バーの履歴(表示と保存)が無効になる(browser.formfill.enable が false になる)。
  • flash のクッキーを削除する(終了時?)。
  • 閉じたタブの復元は無効になる(browser.sessionstore.max_tabs_undo が 0 になる。

パスワードは処理対象外のようです。プライベートモードでもパスワードを記憶させることができ、プライベートモード終了後も残っています。自動補完も動作します。これはパスワードを記憶させなければよいのでしょうが、どうせなら signon.rememberSignons を false にしてパスワードの保存と自動補完を無効にすればよいのにと思います。

一方、クッキーはセッションクッキーなので、プライベートモードを終了させても Firefox を終了させるまではセッション情報が残ります。よって、確実にプライベート情報を削除するには Firefox を終了させる必要があります。なお、例えば Gmail にログインした状態で Firefox を終了させても、再起動時にセッション復元させると再び Gmail にログインした状態で復元してしまいます。これは、セッションマネージャがクッキーによるセッション情報を(たとえそれがセッション内でのみ有効であっても)保存・復元しているのだと思われます(もともと、セッションリカバリはクラッシュからの復元時にセッション情報を復元できるというのがミソなので)。

プライベートモードのまま Firefox を終了させても履歴情報は削除してくれるようです。ただし、ディスクに残っているダウンロードファイルの処理はしてくれないようです。

以上は間違いがあるかもしれないので、クリティカルな状況で使用する場合は、各自の責任で、事前にきちんと動作確認してください。

もっともプライベートモードを使用したくなるのは、他人のコンピュータを使用するときなので、そこにこの機能が無ければ意味がありません。他人のコンピュータで勝手に「プライバシー情報の消去」を実行して怒られないためにも、こういう機能こそ標準で欲しいものです。

最終更新: 2008年6月23日(月) 22時4分

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