青空文庫

2007年10月28日(日) 13時37分 by level
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青空文庫がその収録文書一式を収めたDVD-ROM 付き冊子『青空文庫 全』を、約8000の図書館に寄贈するというニュースがありました(asahi.comスラド)。その費用300万円は青空文庫が広告収入で得た蓄えを用いるとか。がんばっているなぁ。

実は私はかつて(1999年あたりから)青空文庫工作員として活動したことがあって、その作品も配布されるということで、ちょっと感慨深いです。

私が入力を担当したのはエドガー・アラン・ポー作、佐々木直次郎訳の二作品です。

特に「落穴と振子」はお気に入りの作品で、手持ちの文庫本が著作権切れで、まだ誰も作業していないことを知ったとき迷わず入力宣言をしました(ちなみに、翻訳ものは原作者のほかに、翻訳者の著作権もあるので著作権フリーの条件はかなり高くなります)。いずれも短編ですが、文庫本から一字一句、ルビや難しい漢字も含めて間違いなく入力するのはなかなか大変でした。でもそれが一般公開されたときの喜びはひとしおでした。

その後、入力はやめにして、校正を担当しました。こちらはいずれも夢野久作の作品です。

青空文庫では作品がテキスト版と xhtml 版(一部はエキスパンドブック版も)で公開されています。xhtml 版はブラウザでそのまま読めて便利ですが、作品によってはルビが多用されているので、ブラウザで読むならルビをサポートしている IE の方が良いかもしれません。でもちゃんと読むなら、青空文庫に対応したテキストビューワーを使うのが良いでしょう。多くは縦書きやルビに対応しているようです。その他、青空文庫については青空文庫早わかりを参照してください。

ところで、ニンテンドーDS 用に DS文学全集というソフトが発売されています。100作品収録されていますが、残念ながら私が関わった物は含まれていませんでした。追加作品もダウンロードできるようです。

さて、夢野久作といえば怪作「ドグラ・マグラ」ですが、作業中 作家別作品一覧:夢野 久作によると8月で校了になっています。公開が待ち望まれます。

今、私がはまりかけているのは、中里 介山の大作「大菩薩峠Wikipedia)」です。全41巻すべてが青空文庫で読むことができます。入力されたボランティアの方に感謝!

最終更新: 2007年11月3日(土) 21時40分

コメント (1)

1 10/28 19:18 絶滅危惧IA類
(c1) [2007/10/28 19:18:55] by 絶滅危惧IA類

青空文庫を読むなら、やっぱりテキストビューワーですよ!!
何と言っても軽い!!
青空文庫仕様のルビにもちゃんと対応してるものもあるし!!
ブラウザなんて腐ったソフトで青空文庫なんて読んでられません!!
しかし Level さん、沢山の作品に関わってらっしゃるのですね。尊敬です。
ドグラ・マグラ、私も我慢に我慢を重ねて待っているのです。
楽しみはやっぱり後からでしょうか?

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