ロングレールの謎

2006年6月13日(火) 22時44分 by level
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Tags: その他

ロングテールではなくロングレールです。

ロングレールというのは、線路に敷いてあるあのレールの一種で、継ぎ目が無く数百メートルから数キロメートルもある長いレールのことです。線路に(通常は25メートル間隔である)隙間が無いので、ガタンゴトンというあの音が無く、乗客にも周辺住民にも優しく、レールの痛みも少ないというなかなか結構な代物だそうです。

私がロングレールのことを知ったのは、もう30年以上前のこと。小学校の行事でバスに乗っているときに、バスガイドさんが道路わきを走る、国鉄山陽本線を指して、「継ぎ目の無い長いレール」というようなことを聞いたのが初めてです。当時子供ながら、継ぎ目の無い長いレールって、何処で作ってどうやって持ってくるんだろうと思ったものです。しかも、当時の私は、「継ぎ目の無い長いレール」というイメージは、数百メートルという生易しいものではなく、それこそ何処までも続くレールが、本当に均質な一本のレールとしてつながっていると思っていたのです。どう考えても、工場から運んでくるのは無理です。となると、現場で溶かした鉄からレールを作ってそのまま設置しているのか! などと夢想していたものです。その後も何度かそのことを思い出したりして、その謎は解決されないまま今日に至っていました。

ところがその謎が本日、氷解したのです。通勤に使用している、小田急の車両のドアの上に、トレインボイスという、小田急からのお知らせの広告があります。その中に次のような一節を発見しました。

環境対策の推進「...溶接で継ぎ目をなくすロングレール...」

溶接で継ぎ目をなくす、、、 溶接、、、

いやはや、この事実は全く私の想像を超えたものでした。私の頭の中では、「継ぎ目の無い」という形容と、「溶接」という手法が結びつく余裕はまったくといってありませんでした。だって、例えば「継ぎ目の無い一枚板から作られたステンレス魔法瓶」があったとして、実はそれは溶接して形成してありますといわれたら、「嘘つき」とおもいませんか? このまま一人であと30年考え続けても「溶接」という発想は起こらなかったでしょう。

コメント (2)

1 6/13 23:53 n-yoshi
(c1) [2006/06/13 23:53:24] by n-yoshi

製造業に居たりしますとすぐに思いつくのですが、一般的な認識では、確かに溶接という手段は思いつかないかもですね。
溶接というと、鉄の構造に醜いミミズ腫れのようなのが貼り付いたもの、的なモノを想像されてしまうかもしれませんが、実際には見た目的にも構造・性能的にも、母材と遜色ないモノに仕上げることが出来るのです。
Googleのイメージ検索で「溶接 ロングレール」で検索したら
http://www.yahagi.co.jp/tech/tsmap/long_rail/main.html
http://www2u.biglobe.ne.jp/~plum/diary/2002/20021127/20021127.htm
などが見つかりました。
特に
http://www2u.biglobe.ne.jp/~plum/diary/2002/20021127/Ohmishiotu_Rail.JPG
などは溶接によりレールが本当に一本に一体化していることをご理解いただけるのではないか、と。

確かに、言葉的には誤解を招く表現かも知れませんが、コレもまたhackのヒトツってコトで。

2 6/14 01:36 えぐぞせ
(c2) [2006/06/14 01:36:38] by えぐぞせ

溶接で一本にしている、というのは知っていました(溶接して一本にしてるんだよ、という文献の説明で知りましたから)が、継ぎ目部分は、上面はともかく、それ以外の部分はさぞや…と思っておりました。
いやはや、ヴぃっくりです。

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