Book: デモナータ、バーティミアス、セブンスタワー

2006年5月6日(土) 18時5分 by level
B ?
Tags: 書籍

この1ヶ月くらいで自宅にあった子供向けファンタジー小説の第1巻を読んでみた感想です。

デモナータ

デモナータ 1 ロード・ロスデモナータ1幕』、ダレン・シャン。

ダレン・シャンの新シリーズで現在進行中。前作『ダレン・シャン』はヴァンパイアの物語でしたが、今回は狼男と悪魔です(ちなみに、ダレン・シャンとは作者の名前でもあり、デビュー作のタイトルでもあり、その主人公の名前でもあります。ややこしい。) 前作同様、かなり際どい描写と、荒唐無稽とも思える独特の世界観も健在。そういうところは、結構好き嫌いのはっきりするのではないかと思います。しかし、子供向けだからといって無視するにはもったいなく、ちょっと刺激のある作品を求める大人でも楽しめる作品だと思います。

ちなみに第2巻のあとがきによると、この物語には主人公が3人いるとのことで、第2巻では主人公が変ります。ということで、第2巻に突入します。

バーティミアス

バーティミアス-サマルカンドの秘宝』、ジョナサン・ストラウド

全3巻のうちの1冊。子供向けにしては1巻当たり600ページを超えるかなりのボリュームです。こちらは、見習い魔術師の少年と、少年に召還された悪魔バーティミアスの物語。優秀ながらまだまだ若くてちょっと頼りない少年と、御年5010歳の(デーモン小暮か!)口の悪い悪魔のコンビはなかなか魅力的ですが、この二人を助ける脇役がいないのがちょっと気になりますね。師匠の魔術師は無能として描かれているし、少年の心の支えとなるその奥さんは師匠と共に死んでしまいます。敵役と、バーティミアスの悪魔仲間のほうには今後も登場しそうな脇役がいるのですが、人間界には、今後少年が入り込んで行くイギリス政府内の面々も無能ばかり。魅力的な脇役がいると物語に広がりを持たせられるのに残念です。

なお、この作品はハリウッドで映画化されるそうです。

セブンスタワー

セブンスタワー〈1〉光と影』、ガース・ニクス

全6巻の中の1冊。今回の3冊の中では一番低年齢向けで、小学校高学年あたりから読めるでしょう。闇の中の塔で暮らす少年が、行方不明の父親と病気の母親を救うためにパートナーとなった粗暴な少女といっしょにサンストーン探しの冒険に行くというストーリです。ただし、大人が読むとかなり物足りないというか、あまりにあっさりしすぎていて、要約版を読んでいる感じです(たとえば、音楽演奏の試験の部分とか、終盤の初めてのモンスターとの戦いの場面とか)。

気になったのが、塔の中の社会構成が、7x7の階級で厳密に区分され、少年も上の階級に憧れ、下の階級を見下す、そんな階級社会にどっぷりつかったところから物語が始まるところ。もちろん鼻持ちならないいじわるな上位階級の脇役が出てきます。最終的にそういう闇の塔の階級社会から、差別の無い光の世界に変わってハッピーエンドとなるストーリーなのかも知れませんが、1巻を読んだ後で、そういう気持ちの悪さが残ってしまって、あっさりした文章ということもあり、今後継続して読むにはあまり乗り気のしないものになってしまいました。でも、2巻まではうちにあるので我慢して読んでみようと思います。

ちなみに、ジョージ・ルーカス推薦だそうです。映画になるのでしょうか?

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