Book: 潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影

2006年4月23日(日) 23時54分 by level
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Tags: 書籍

潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影―躍進するIT企業・階層化する労働現場』、横田 増生。

ウェブ進化論に触発されて、Web ビジネス関連の本などを漁って読んでいます。この本、タイトルの仰々しさに反して、Amazon の秘密主義に阻まれ、すごい秘密が解き明かされるという訳ではありませんでした。アマゾンジャパンの配送センターのアルバイトとしてもぐりこんで、何らインセンティブの無い単純作業を体験するというものです。Amazon は数あるネット企業の中で、本の物流という「こちらがわ」にどっぷりつかった部分を持つわけで、そこには、徹底したコスト主義の中で、低賃金で、文句も言わずに機械のように働くアルバイトたちがいるということを明らかにします。が、正直言ってそれ以上の情報は無いといえます。ここらあたりの事情は、派遣社員や、フリーターがはびこる今時、Amazonに限ったことではないでしょう。

また、配送センターの中でブックオフの伝票を見つけて、「ブックオフから中古本を仕入れて、新本として売っている」証拠ではなどと一人で騒いで場面では、「おいおい、なにを先走ってんだ」と突っ込みを入れたくなったります。

この本の中でなるほどと思った箇所、それは、Amazon で単体で送料が無料になるように、価格設定をあえて1500円にしたという某出版社の弁。なるほど、そういえば、妙に1500円の軽めの本が目に付くような気がします。あと、Amazon 本社、アマゾンジャパン、日通、アルバイトという階層構造になっており、明確にその役割が分担されているそうです。

Amazon で、この本の「あわせて買いたい」で紹介されていた『アマゾンの秘密──世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか』のほうが面白そうな気がしてきました。こちらは、アマゾン・ドット・コムの立ち上げに参加した人の本です。実は、会社で上の本を借りるときに、潜入ルポと言うことで上の本が面白そうで借りたのですが、こちらも借りて読んでみようと思います。

あと、最近話題になりつつある『グーグル―既存のビジネスを破壊する』も面白そうです。こちらは Amazon で買って連休中に読もうと思います。

最終更新: 2006年5月6日(土) 20時1分

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