「みんな、Firefoxを褒め過ぎだ」

2004年11月14日(日) 0時50分 by level
B ?

mozillaZine でも紹介されていた掲題の記事、没になりかけたネタですが、ボツにするには惜しい素材なので、遅れながら釣られてみます。

私はいまだに、IEがサポートする非標準機能を無視することは、最良のIE代替ブラウザとしてのFirefoxの成功をはばむ、不必要で大きな障害になると考えている。

ここがこの記事の核心部分。私はこれを否定はしません。

Mozilla でも例えば document.all に対応したこともあります。また marquee にも対応しました。

ただし、これらは非標準を採用することによるメリットとデメリットを天秤にかけた上で実装されたものと思われます。このような非標準拡張部分のサポートは、documents.all のように標準準拠の動作に影響が与えないよう細心の注意を払った上であれば、門前払いするのではなく検討する題材として取り上げても良いのではないかと考えています。ただし、具体的にどれに対応するとかの候補は持ち合わせていませんが。

一方、IE と Firefox の非互換には、IE 独自拡張部分のほかに、IE 側の間違った実装に起因する部分もあるということには注意が必要で、非互換性を批判する人はこのあたりをごっちゃにしているのではないかと思います。もちろん、このような間違った動作を Firefox 側が追従することはあってはならないし、まあ私が言うまでもなくありえないでしょう。

ちなみに、IE が歩みを止めてしまったのは、標準に準拠しようとするとこれまでの間違った動作の IE を前提にしたサイトがうまく表示されなくなるので、旧バージョンとの非互換性に対する批判を恐れているからだ、というのは考えすぎでしょうか。

1人のプログラマーの体験など、この世界ではなんの価値もない。それでも、HTML標準への準拠をうたったブラウザが、標準HTMLにうまく対応しないことが分かって、私は驚いてしまった。

調べれば分かるが、私のサンプルは100%有効(valid)なHTMLだ。言い換えれば、「ずさんな」コードに、適切な表示を要求する権利はない。

この人は、HTML が valid であることと、期待された結果が得られるかはまったく別次元の話であることに気がつかないのだろうか?コンパイルエラーの無い C プログラムが常に期待した結果を返しますか?

言い換えれば、FirefoxがIEの直面しているような脅威にさらされていない理由は、Firefoxが消費者の95%が使っているブラウザではないからだ。

このような意見を否定することは出来ないし、ある程度は肯定せざるを得ないのですが、いかんせん、単なる仮定でしかないのでなんとも言い難い。私としては、Firefox が十分 IE と対抗できるだけの市場シェアを勝ち取った上で、上記仮定の検証結果を得られることを切に望んでいます。

(11/14追記)

コメント (1)

1 11/15 20:01 ya-ma
(c1) [2004/11/15 20:01:49] by ya-ma

世界中のサイトをFirefoxでも閲覧できるようにする手間・暇・カネは膨大です。
それに比べれば、FirefoxをIEの間違った仕様も含めて実装させる方が
少ないコストで多くの人々が快適なウェブサーフィンをできるようになるし、
Firefoxのシェアも伸びるのは否定できないと思います。
ただ、標準化団体の使者たるFirefoxにはそんなことは論外なんでしょうけど。
この記者は技術者としては「?」なのかもしれませんが、
ライトユーザ的にはもっともな意見かもしれません。

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